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紙魚家崩壊 九つの謎 [読書・ミステリ]

紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社文庫)

紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/03/12
  • メディア: 文庫



評価:★☆

実のこの本、読み終わったのは記録を見ると4月初旬。
でも、今回ブログに載せようと思って引っ張り出してきて
ページをめくってみたんだけど、内容がさっぱり思い出せない。
それくらい印象が薄かったのかなあ。

それじゃ書きようがないので、ところどころ2~3ページ読んでみたら、
ちょっと思い出したよ。


北村薫って基本的にミステリ作家なんだろうと思うんだけど
この短編集は、ホラーっぽい話とか入っていたりと、
どちらかというとミステリ以外の作品の方がメインみたい。

で、残念ながら私の好みはミステリにけっこう偏ってるので
そのせいかも知れない。印象に残ってなかったのは。


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クリスマス緊急指令 [読書・ミステリ]

クリスマス緊急指令 ~きよしこの夜、事件は起こる!~ (講談社文庫)

クリスマス緊急指令 ~きよしこの夜、事件は起こる!~ (講談社文庫)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/12/15
  • メディア: 文庫



評価:★★★

七編からなる短編集。
作者はいくつかのシリーズを持っているけれど、
そのどれにも当てはまらないノン・シリーズ物を集めたという感じ。

でも、冒頭の「鏡影【緊急推理解決院】」は新シリーズ物の1作目、って感じもするし
「~K's Bar Story~」とサブタイトルにある二編は、舞台と登場人物が共通する姉妹編。
だから、その気になればまだまだ続けられそう。

この二つは、もっと読みたいと思った。是非シリーズ化していただきたいなあ。

「迷人対怪探偵」と銘打った二編はユーモアもの。

後半を占める「オルゴールの恋歌」と「茜色の風が吹く町で」は独立した長めの短編。

作者は歴史推理もの以外も書いているけれど、歴史物を抜きにしても
けっこう引き出しを多く持っていそうなことが窺われる。

いちばん私の気に入ったのは「オルゴールの恋歌」かなあ。

「茜色の風が吹く町で」も悪くないんだけど、
私自身が「青春もの」ってのが苦手なもんで・・・


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バジリスクの魔法の歌 [読書・ファンタジー]

バジリスクの魔法の歌 (創元推理文庫)

バジリスクの魔法の歌 (創元推理文庫)

  • 作者: パトリシア・A・マキリップ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/04/05
  • メディア: 文庫



評価:★★

ベリロンの都では、トルマリン家とペリオール家の二つの勢力がしのぎを削っていた。
しかしある夜、トルマリン宮をペリオール家が急襲し、一族は悉く殺される。
唯一残された幼子は、生き残った家臣に守られて落ち延び、
遠く離れた吟遊詩人の学校に預けられた。

やがて成長した主人公はカラドリウスと名乗ってベイロンに舞い戻り、
権勢を誇るペリオール家に首尾良く入り込む。

決起を伺うトルマリン家の残党とかも出てくるんだけど、
ストーリーはもっぱらトルマリン音楽学校の教授
(とは言っても本人は妙齢の女性だけど)
であるジュリアと、その周辺を中心に進行する。

毎度のことだけど、出てくる女性キャラがとても魅力的。
ジュリアを始め、カラドリウスの妻・シリーナ、
ペリオール家当主アリオッソの娘、ルナとダミエットの姉妹とか。

舞台や登場人物の設定を見ると典型的な復讐譚になりそうなんだけど
そこはマキリップのことですから、しっかりファンタジーになってる。

ただ、ここまで舞台や役者が揃ってしまうと、
その「典型的な復讐譚」を読みたくなってしまうんだよね・・・
マキリップが書いてる時点でそれはあり得ないって分かっちゃいるんだが・・・

ファンタジーとしてそれなりに面白いのは認めるけど。


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聖域の殺戮 [読書・ミステリ]

聖域の殺戮 (講談社文庫)

聖域の殺戮 (講談社文庫)

  • 作者: 二階堂 黎人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/01/15
  • メディア: 文庫



評価:★★☆

スタートレックばりに宇宙を旅する<ギガンテス号>が、
行く先々でおこる謎の事件の調査にあたり、その真相を解明していく、
というSFミステリ。シリーズ第2弾らしい。

二階堂黎人っていえば、二階堂蘭子シリーズでおなじみの
本格ミステリ作家なんだが、それがなぜかSF・・・
でもまあ、経歴を見たら、
大学生時代に手塚治虫ファンクラブ会長を勤めたこともあるらしいので
SFも好きなんでしょう。

惑星バルガに上陸した調査隊が、
胴体を失い手足だけを残した状態で殺害され、
さらに、現場で密室状態になっていた部屋では、女性が撲殺されていた。

探偵役となるのは<ギガンテス号>副長のシュトルム中佐。

まあ、SFミステリというのは、作品世界の約束事を明示して、
それに反しない解決を見せればOKなんだが、そっちは問題ないと思う。

ただ、密室事件の方は・・・
とくに××の扱いがなあ・・・ちょっとなあ・・
××が×××いるのに部屋の××が×××××のはちょっと都合が良すぎるような。
だから××が××て××してしまったというのは納得しがたいモノがあるんだよなあ。
作者の経歴を見るに、そのへんもきちんと確認を取って書いてるんだろうけど・・・
私はいまいち納得がいってない。


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光媒の花 [読書・ミステリ]

光媒の花 (集英社文庫)

光媒の花 (集英社文庫)

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: 文庫



評価:★★★☆

第一章から第六章と、目次は章立てで並んでいるんだけど、
各章の中身は連続しているわけではない。
ストーリーとしてはほぼ独立した、短編集だと言っていい。
ただ、同名の登場人物が複数の作品に登場しているので
連作短編集といった方が近いか。

ただ、同名の人物といっても、同一人物かどうかはまた別。
明らかに同じ人だ、と思われるものもいるけど、名前だけ同じで別人ぽい人もいる。
ただ、そこのところがメインではないので・・・

各作品とも独立したミステリとして充分に良くできてる。
第一章で出てきた判子屋が、第六章でまた出てくるとか、構成も良くできてる。

いちばん良かったのは・・・どれも甲乙つけがたいけど
やっぱり第五章「風媒花」かなぁ。
最近歳をとったせいか、後味のいいのが好きになる傾向が出てきたよ。


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量子怪盗 [読書・SF]

量子怪盗 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

量子怪盗 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: ハンヌ・ライアニエミ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 単行本



評価:★★☆

はるかな未来、小惑星群の<監獄>に囚われていた"怪盗"ジャン・ル・フランブール。
ジャンは、謎の美少女・ミエリの手引きで脱出に成功するが、
脱獄の見返りに火星で"あるもの"を盗むこととを依頼される。
怪盗ジャンを迎え撃つのは、青年探偵イジドール・ボートルレ。
(まるっきりルブランの「ルパン対ホームズ」じゃないか)

というわけで、遠未来を舞台にした
スペースオペラ+サイバーパンクみたいな設定世界で、
怪盗vs名探偵という様式美的物語が繰り広げられる、というわけなんだが・・・

このハヤカワ・SF・シリーズを読んでいてよく分かったのは、
こういう「いかにも現代SF」という作品群とは
私は、とことん相性が悪いんだなあ・・・ということ。

主なストーリーが展開されるのは、火星の表面を「移動」する都市・ウブリエット。
ラストでは、このウブリエットのもつ秘密や、
一部の登場人物の出自などがあかされるなど、
ミステリっぽくないわけではない(微妙な言い回しだなあ)。

なかなか作品世界になじめずにいた私でも、何とか最後まで読めたのは
美少女かつ戦士にしてツンデレ(?)、というミエリのキャラのおかげか。

この作品、三部作の一作目だそうな。
うーん、どうしようかなあ。
ミエリの出番がもっと増えて、彼女の活躍するシーンがたくさんあるなら
読んでもいいかなあ。


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超弦領域 [読書・SF]

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/06/25
  • メディア: 文庫



評価:★★★

アンソロジーなので、作者もいろいろ。評価もいろいろ。

いちばん面白かったのは、
唯一のマンガ作品「すべてはマグロのためだった」(Boichi)かなあ。
解説にもあるけど「古き良きSF」っていう感じ。
そういえば70年代にはこんな感じの、壮大にバカバカしい短編SFが
たくさんあったような気がする。

「笑う闇」(堀晃)、「青い星まで飛んでいけ」(小川一水)は安定の出来。
堀晃の新作を読んだのって何年ぶりだろ。
またガチガチのハードSFが読みたくなったなあ。
小川一水も「宇宙を舞台にした本格SF」なんて、
絶滅危惧種みたいなジャンルに挑んでいて素晴らしいと思う。

「アキバ忍法帖」(倉田英之)なんて、あまりにバカバカしすぎて、脱力感満載。
このネタで小説を書いてしまおうなんて発想がエロすぎる。いいぞもっとやれ。

その他の作品は、一部に「なんでこれがSFなんだ?」ってのもあったりして
よく分からないものもあるが、とりあえず最後まで楽しく読めた。


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サイバラバード・デイズ [読書・SF]

サイバラバード・デイズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

サイバラバード・デイズ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: イアン マクドナルド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/04/06
  • メディア: 単行本



評価:★★


SFというとどうしてもアメリカ/ヨーロッパが主体の物語というイメージがあった。
時代設定が未来でも、主要人物は欧米人だったりするし。
でも、その認識は過去のものになりつつあるのかも知れない。

本書は近未来のインドを舞台にしたSF短編集。
以前、同じ新ハヤカワ・SF・シリーズで出ていた「第六ポンプ」でも
中国やアジアを舞台にした作品が目立ったけど、
それだけ、欧米からもアジアが無視できない存在になってきたのか。

そういう意味では画期的なのかも知れないが、
どうにも呼んでいてのりが悪い。
はっきり言って、面白みをあまり感じない。

でも、短編集なので、中には面白いモノもあるかも知れないと思って
最後まで読んだんだけど、残念ながら印象に残るモノは無かった。
かといって、途中で投げ出すほどひどいというわけでもなかったんだけど。

海外ではそれなりに評価されているらしいんだけど、
私にはどこがいいのかよく分からない。


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玻璃の天 [読書・ミステリ]

玻璃の天 (文春文庫)

玻璃の天 (文春文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 文庫



評価:★★★☆

昭和初期の東京を舞台に、良家のお嬢さん・花村英子と、
そのお付きの運転手・ベッキーさんこと別宮みつ子。
この二人の周囲で起こる日常の謎系ミステリ第二弾。

といえば簡単なんだが、
この作品の読みどころはやっぱり当時の東京の風物や、
主人公が通う女学校の様子や、上流階級の人々の暮らしぶりなどが
詳細に描き込まれていることで、読むものをその時空に誘ってくれる。

事件を通して知り合った陸軍少尉・若月への初恋めいた淡い思いも含め、
ヒロイン英子の正統派お嬢さんぶりも微笑ましい。

探偵役となるベッキーさんは、深い教養と知性を持ち、
それでいて英子の知らない世間の様子にも深く通じている。
ある意味スーパーレディなのだが、
その正体というか出自がこの巻で明かされる。


私は個人的に大正~昭和初期あたりを舞台にした作品が好きなので、
評価も高めになってしまう。

ミステリとしてなら星3つだが、この時代描写で星4つ。
なので総合評価は星3つ半というわけだ。

あ、日常系ミステリとしても出来は悪くないよ。
その当時ならではの事情を背景にした事件だったりするし。
ただ、読んでるとミステリがメインという感じがあまりしないので、
ちょっと星を減らしただけ。

ちなみに完結編となる第三巻・「鷺と雪」も読み終わってるので
そのうちアップします。


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毒草師 QED Another Story [読書・ミステリ]

いい加減、本来の読書感想も少しは載せないとね。 


毒草師 QED Another Story (講談社文庫)

毒草師 QED Another Story (講談社文庫)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/12
  • メディア: 文庫



 

評価:★★★

QEDと同一世界(崇や奈々も存在する世界)を舞台にした、新シリーズ。
というかスピンオフなのかな。

毒草師を名のる御名形史紋を探偵役とした第一作らしい。
らしい、っていうのはまだ第二作以降を読んでないからなんだけど
出版はされてるみたい。

QEDと同じく歴史を題材にしたミステリなので、
どう差別化を図るかってとこなんだけど、
正直、史紋のキャラが崇と6~7割かぶってる気がして。

崇をさらに口数少なくして取っつきにくくした感じかな。
がらっと変えて陽気なキャラにしても良かったんじゃないか、とか思った。

旧家を舞台に起こる密室からの人間消失事件を史紋が解き明かす、という流れ。
密室のトリックに関しては、
そのまま使うと噴飯物になりかねないネタを、うまくヒネってるかなあ。

でも、やっぱり史紋のキャラが崇にかぶるし、
奈々や小松崎にあたるような人物が出てこないので雰囲気はちょっと暗めかな。
そのへん、狂言回し役の西田君のキャラで救おうということなのか。


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